ひとつのの言葉を切り取って繰り返すのは、意味を分断したり破壊するためのものではない。
その言葉に潜む多様性を、聞く人に気付かせ、より印象付けるため
20世紀音楽史上に偉大なる功績を残した『ミニマル・ミュージック』の先駆者、スティーヴ・ライヒ。 60年代中期より民族音楽から学んだ手法を巧みに取り入れながら、楽器のみならず、声/手拍子/環境音までも素材としたテープ操作の変調と、楽器メロディやコードといった要素を排した極小の音と反復によって奏でられていく。
曲、その根底には彼の、時代の、歴史的背景によるライヒのメッセージが込められているかのよう。
スティーヴ・ライヒ〜スペシャル・コンサート
日時:7月30日(土)19:00 / 7月31日(日)15:00
会場:名古屋市芸術創造センター
国際芸術祭「あいち2022」公式サイト